2017年3月20日(月・祝)午前10時から、「桑園地域交流センター」の完成見学会と記念式典が行われ、地域住民や関係者など約60人が出席し、地域の新たな活動拠点の完成を祝いました。
「桑園地域交流センター」は、人口の増加が続き、地域活動の拠点が不足している桑園地区の現状を解消し、新たな活動の場を提供することで、住民同士の交流を促すとともに、生きがいの創出や安全・安心なまちづくりの活動につなげることを目的に、北4条西15丁目の北5条通ビル4階を改装して整備されました。
今回、札幌市の「地域活動の場整備支援事業」の補助を受け、プレイルーム(床面積99㎡・収容人数60人)とコミュニティルーム(床面積70㎡・収容人数20人)の2部屋が整備されました。プレイルームには長机と椅子、収納可能な演台が用意され、会議や研修などで利用が可能となっており、コミュニティルームには流し台や電磁調理器、換気設備、収納庫などを備えたキッチンが設けられ、料理教室や生け花教室などを開催することができます。この場所で、子育てサロン「桑園にこ☆にこ広場」や、地域住民が講師役となる「桑園大学」などの実施が検討されており、新たな地域活動の呼び水となることが期待されています。
センターの愛称は、数多くの応募の中から「くわ~る」に決定。桑園地区の「桑(くわ)」と、地域の住民が交流し、まちづくりに「加わる」という願いが掛けられた名称となりました。
式典では、桑園地区連合町内会の山内睦夫会長が、「桑園地区に新たな活動の拠点が誕生したことを喜ばしく思っています。このセンターが地域の皆さんに支えられ、活気ある場所となることを心から願うとともに、連合町内会としても地域のさまざまな活動団体と協力して、このまちをより一層盛り上げていきたいと思います。」とあいさつしました。また、木内二朗中央区長も、「人口増加が続く桑園地区では、そこで暮らし、働く皆さんの地域活動も活発になってきていると聞いています。この新しい桑園地域交流センターが、これまで地域活動の拠点となっていた桑園ふれあいセンターとともに、さまざまな世代が集い、交流する場となることで、地域の絆がさらに深まることを願っています。」と祝辞を述べました。
桑園地区で6月に開業する「札幌渓仁会リハビリテーション病院」の横串算敏院長を講師に迎え、「皆さんが桑園で楽しくいきいきと暮らすために~これからの地域医療に求められるもの~」と題した記念講演が行われたほか、連合町内会をはじめ桑園地区で現在活動している各種団体の活動内容がスライドや写真により紹介されました。
見学会では、参加者が各部屋の設備などを見て回り、参加者の一人は、「ここで新しい活動が誕生することを期待しています。桑園地区の皆さんに末永く利用してもらえる場所になってほしい。」と語っていました。
同センターは4月1日(土)から運営を開始し、日曜・祝日を除く月曜日から土曜日の午前9時から午後9時の時間帯で利用可能となっています。申し込みや利用料金などの詳細は、ECOカフェマイカップ(電話011-618-0530)までお問い合わせください。